頭髪情報最前線 21世紀を迎え、日ごと進歩を続ける薄毛対策。頭髪医療・育毛剤開発・人口毛髪技術など、薄毛対策の最新情報を皆様にいち早くお伝えいたします。

頭髪医療最前線 Vol.1
目良インタビュー AGA最新治療とヘアケア 21世紀を迎え、ついに現実のものとなった頭髪医療 その全貌を臨床の現場で医療に携わる専門家にお話しいただいた。今後の頭髪医療の行く末はどこにあるのだろうか?

2005年に認可となった、発毛治療薬「プロペシア」(萬有製薬)の登場以来、いよいよ現実のものとなってきた薄毛医療。一昔前までは夢とも言われていた「薄毛」の治療が、誰にでも受けられる時代がやってきたのです。今回は、その薄毛医療を実際に提供した経験を持ち、且つご自身もその実体験をお持ちの新線池袋クリニック 院長 目良純一郎先生に薄毛医療の現在について色々と話を伺ってみました。

お話し
新線池袋クリニック
院長
目良 純一郎 先生
聞き手
アルファイット株式会社
ヘアケア・オーソリティ
加藤 秋

【1】先生と「脱毛症・脱毛症治療」の関わりについてお聞かせ下さい。

加藤
先生、こんにちは。本日は、どうぞよろしくお願い致します。
目良医師
こちらこそ、よろしくお願い致します。
加藤

早速、先生と薄毛との関わりについてお話を伺いたいのですが、先生はご自身の薄毛を気にされていた時期があると聞いたのですが、いつ頃の事なのですか?
目良医師

ええ、30代の初めの頃、自分自身の髪が徐々に薄くなってきた事に気がつきました。頭頂の部分、丁度つむじの部分を中心に地肌が透けて見えるようになってきたのです。

年齢的なものもあるのでしょうが、ストレスが特に溜まっていた時期なんで、それが原因かとも思っていたのです。そんな時、知り合いの先生に薄毛医療について紹介され、とても興味を持ちました。

加藤
なるほど。で、実際に薄毛治療をご自身で実践されたという事なのですね。
目良医師
そうですね。実際に半年くらい治療を行いました。今でこそAGA治療はスタンダードになってきましたが、7年くらい前はまだ全く一般的では無かったです。フィナステリド(プロペシア)とミノキシジルを用いて加療するとともに、生活改善も行いました。効果の方は非常に顕著で、半年あまりで見た目にも大きく変化がありましたね。もちろん、個人差があるのでしょうが、私の場合は非常に満足いく結果が得られました。ビックリしましたね。
※ AGA治療:男性型脱毛症治療
加藤
その頃にはすっかり気にならなくなっていた訳ですね。
目良医師
はい、率直なところ、とても嬉しかった事を覚えています。効果を実感して友人の医師にも紹介した位ですね。
加藤
非常に満足なさったのですね。
目良医師
ええ、自分が満足いかないと、他の方には紹介できないですからね。
加藤

そうですね。ちなみに、それから治療はずっと続けているのですか?
目良医師

いいえ、ある程度回復したら治療は終了して、生活改善に心がけています。睡眠・ストレス・運動・食生活・・・。健全な日常生活をおくる事が、髪の健康にとっても重要なポイントですからね。

食生活が乱れている時など、サプリメントで補助する事も必要だと思います。やはり、ただ薬を用いて治療をすれば効果が出るというものではありません。

加藤
なるほど。髪といえども身体の一部という事なのですね。
目良医師
はい、そうです。

【2】現状のAGA治療に関し、ご見解をお聞かせください。

加藤
ところで、先生はご自身だけでなく、臨床でのAGA診療もご経験があるとの事ですね?
目良医師
はい。3年ほど、実際に薄毛患者様の治療を行っていました。専門外来でしたので、老若男女さまざまな方が、治療に訪れてましたね。
加藤
効果の方はいかがだったのでしょうか?
目良医師
効果は様々ですね。受診なさる方の症状も様々ですから、効果も人によって大きく変わります。「薄毛」と一言で表すのは簡単ですが、その症状は千差万別です。見た目に髪が薄くなっている方も居れば、抜け毛が増えた事を心配している方も居ます。外観は特に薄く見えない方でも、家系的なものから将来を心配している若者も居ましたね。気にしている部分はそれぞれ様々ですから、その方その方に合わせた対応が必要になってきます。
加藤
その方に合わせた対応とは、具体的にどの様な事でしょうか?
目良医師

はい、症状の進行が見られる方はお薬を用いて実際に治療を行いますし、抜け毛予防を目的とする場合は生活改善の指導のみをする場合もあります。食生活の状況を確認の上、サプリメントを薦める場合もありますね。
加藤
なるほど、状況にあわせた対応が満足度に繋がるという事ですね。
目良医師
はい、そうです。
加藤
先生は現状のAGA治療に関して、どの様なご見解をお持ちでらっしゃいますか?
目良医師
画期的な治療だと思っています。QOL追求の為には非常に意義のある治療ですね。よく「髪は女性の命」などと言われますが、男性にとってもそれは同じ事。こればかりは薄くなってみないとわからない事ですが、私達にとって頭髪はとても重要なパーツであり、大袈裟な事ではなくモチベーションの源泉なのです。中には死活問題となっている人もいますし、この治療の意義は大変大きいですね。
※ QOL: quality of life 生活の質の向上
加藤
なるほど。薄毛でお悩みの方にとっては、とても喜ばしい事なのですね。
目良医師

はい、そう考えて問題ないと思います。ただ、ひとつ注意が必要なのは、治療ガイドラインの問題ですね。薬剤選択・投与期間・サプリメントの併用などのガイドラインが無い為、結局皮膚科に通院しても効果に大きな差が出てきてしまう事。

また、薬剤によっては効果を見ながら適時、増量や減量、あるいは多剤併用の検討も望ましく、治療経験の差が効果に繋がってしまう面もあります。前にも述べたとおり、薬をただ処方すれば良いと言う物では無いと言う事です。

加藤
確かにそうですね。食事・睡眠などの日常生活が乱れていれば、良くなるものも良くならないでしょうし、仮に改善しても、本人の満足に繋がらなければ意味が無いですよね。
目良医師
はい、そうです。健やかな髪を守る為には、まず「健康な日常生活」を過ごす事が重要なポイント。食生活・睡眠・ストレス…、それらにも同時に気を配る必要がありますね。きちんとベースに対してアプローチを行ってこその薄毛医療です。また、薄毛医療はQOLの改善ですから、ご本人の満足度無しには語る事は出来ないのです。

【3】今後の薄毛医療は、どの様な方向に進んでいくのでしょうか?

加藤
ところで、先生は今後の薄毛医療がどの様な方向に進んでいくと思いますか?
目良医師
そうですね、軽~中等症の方に対しては、フィナステリド(プロペシア)やミノキシジル等を用いた薬剤治療が中心となってくる事でしょう。それに対し、症状が進行した方には毛根を蘇らせる再生医療等が実用化されてくると思います。再生医療については、現在も「末梢血幹細胞移植」や「血管新生療法」といった先端医療として実用化されており、今後は薄毛医療にも再生医療が導入されるのではないかと、私は思っています
加藤
再生医療とは、具体的にどの様なものになるのですか?
目良医師

簡単に言うと、薄毛部位に毛根の元になるものを注射します。その影響で毛母細胞が形成され、頭髪を再生するという考え方です。
加藤
なるほど、夢のようですね。私も試して見たいです。
目良医師

近年の医療の進歩は目覚しいものがあります。一昔前では夢の様に思われていた事でも、さまざまな物が実現化されています。仮に今は夢の様に思えても、近い将来きっと頭髪再生医療は実現化されるのではないかと私は思っております。
加藤
今後に大きく期待ですね。ありがとうございました。

新線池袋クリニック
医学博士 目良純一郎 院長
東京都豊島区池袋2-2-1

※ 現在こちらでは薄毛医療を実施しておりません。

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